岸歯科医院の食育コラム第4回

中山にある歯医者さん、向上心と勉強を忘れない歯科医院 岸歯科医院のスタッフ 樋渡です

前回の「離乳食」のコラムを受けて今回は「母乳」

更に遡っていきます。

私のちょっと前の記憶も書きます。

母乳は赤ちゃんの栄養としてはもっとも重要です。

母乳を摂取することで免疫力もつきます

しかし、お母さんたちは時として人工のものに頼らざるをえないことも。

私も子供が生まれた後、冷凍した母乳しかあげることしかできずにいろいろと大変でした。

昔の方は一体どうしていたのでしょうか?

ちょっと調べました。

まず、母乳に代わる赤ちゃんの栄養として、世界で初めて粉ミルクが登場したのは1800年代だそうです。

日本では1917年に和光堂が粉ミルクを製造するまで、

母乳が与えられない場合は乳母を探したり、

重湯や米のとぎ汁を与えていました。

しかし、米だけでは十分な栄養を与えることはできなかったようです。

明治時代になると牛乳が輸入されましたが、腐敗した牛乳によって亡くなる事例も多かったそうです。

(ちなみに私の実家では牛を飼っています。)

また、「たくさん餅を食べれば母乳が出る」といわれていたなど、真偽の確かでない情報もありました。

そして母乳が出ないということで母親が精神的に追い詰められることも多かったようです。

第二次世界大戦後、小児科の医師や研究者たちが、乳幼児の栄養失調や疾病について研究し、

乳幼児の栄養水準の向上や栄養指導の発展に尽くしてきました。

その結果、ベビーフードや粉ミルクも栄養価の高いものが簡単に手に入る現代ですが、

ここに至るまでには、大変なお母さんたちの努力があったと思います。

このブログを見ているお母さんたちもがんばってください。

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