スタッフによる歯の豆知識 連載第7回「虫歯のある人は・・・」

中山にある、虫歯にならない様に予防に力を入れている歯科医院、岸歯科医院 スタッフ 岩瀨です。

今回は「虫歯についてのお話」

突然ですが、皆さんの夢は何でしょうか?

特に子供達は色んな夢を持っています。TVで保育園の紹介をしているCMでも子供達はいろんな職業をお話しています。

その中で「宇宙飛行士」を夢にあげている子供達がいます。

実はその宇宙飛行士になれるにはいくつかの条件があります。

それは・・

  • 自然科学系の大学卒業以上であること
  • 自然科学系の研究・開発の仕事に携わった経験が3年以上あること
  • 長期間の宇宙滞在に身体的・精神的に適応できること
  • 英語で充分コミュニケーションがはかれること(英検1級程度の英話力)

そして虫歯がないこと。

虫歯があっても治療してあれば問題はなく、歯に詰め物があっても大丈夫だそうです。宇宙飛行士は、打上げの前に、外れそうになっている詰め物はないか、飛行中に悪化しそうな歯はないか歯科医師に検診を受けます。

なお、以下のような理由で歯の治療はしっかり行う必要があるそうです。

・船外活動をするとき宇宙服の中は約0.3気圧に減圧されています。宇宙飛行士はその減圧環境で作業をします。古い治療でその後虫歯が進行して歯に空洞ができていると、周囲の減圧に従って空洞の中の空気が膨張し歯を内側から圧迫するため痛みが生じる場合があります。やがて空洞の中の空気は詰め物の隙間から抜け、周囲の圧力と同じになります。

・船外活動を終了して1気圧の船内に戻ると、虫歯でできた空洞の中は約0.3気圧に減圧されているため、虫歯が押し込められるような痛みが生じる場合があります。やがて詰め物の隙間から空気が入り込み、空洞の中の気圧は周囲と同じ気圧になります。

このように圧力差が異なる環境で作業をするときに、生体の密閉空間は思わぬ症状を引き起こすことがあるのです。

飛行機も同じ理由で痛くなる方がいますね。

ちなみに自衛隊や警察官等も所属する前に治療を受けなければいけないようです。

夢をかなえるためには、虫歯も治しておく必要があるんだなと思いました。

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