「歯を長生きさせよう!」 第5弾

皆さんこんにちは、予防を大事にする歯科医院 岸歯科医院 スタッフ樋渡です。

こないだあおり運転の被害にあいました。「こわかった~」

久しぶりに再会した連載、病院のほうも忙しくてなかなか更新できませんでした。

さて今回は「口腔がん」

競泳の池江選手に続いて、女優の堀ちえみさんが病気を公表しました

堀さんの病気は「舌癌」

12時間の長い手術になるようです。頑張ってください。

今は治療法も進んでいて、舌癌の5年生存率も50%を超えていますがやっぱり怖いイメージが。

現在の「口腔がん」はどうなっているのでしょうか。

日本での疾患別死因を見ると、悪性新生物(がん)は約30%を占め、

次いで心疾患、肺炎と続いています。

がんの部位別の死亡率(人口10万対)は咽頭を含む口腔(こうくう)は男性8・6%、女性3・3%といわれています。

1割に満たないので、少数といえるのでしょうか。

「口腔がん」は患者さんの目で見ることができる部位ですが、

治療の開始が遅れることで不幸な結果となることがしばしばみられるそうです。

一命をとりとめたとしても発音や、嚥下(えんげ)障害(食べ物を飲み込む)、審美障害などを残すこととなります。

院長は口腔外科にいたそうなのでよく見ていたそうです。

一般に口腔がんの治療成績(5年生存率)は30~70%。

早期がんでは手術を主体とした治療法で、5年生存率は80%を超えるとの報告もあります。

TVでは舌癌なら55%あたりを言っていました。

早く見つけて治療を始めることで治癒するといわれています。

早期発見につなげるにはどうすればよいでしょうか?

予防と対策を考えてみましょう。

まず、口の中に「口内炎が」という症状。

口内炎で最も頻度の高いものに「アフタ性口内炎」があります。

周囲が赤く腫れ、内部が黄色い楕円(だえん)形の痛みを伴う小潰瘍です。

通常はステロイド軟こうを塗ることにより1週間から10日程度で治癒します。

これが2週間以上続いている、痛みが激しい、硬さがあるなどの症状がある場合は専門医での鑑別診断が必要となります。

次には「合わない義歯」

がんは主に50代から。

ということは50代以上で入れ歯を入れている方にはすべてリスクが。

不適合な義歯などによる慢性的な刺激により生じる褥瘡(じょくそう)性潰瘍というものがあります。

これをほおっておくと悪性化の原因に。

他にもありますが、まずはこのくらいで。

また心配のし過ぎもよくありません。

とにかく気になるところがあれば検診を受けてみるべきです。

また一過性にならず、定期的に歯医者さんを受診していれば早期発見に。

とにかく堀ちえみさんにはよくなってほしい、と願うばかりです。

それでは。

 

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