中山で予防歯科に取り組んでいます、岸歯科医院 スタッフ 福村です。
2月ももう終わろうとしています。と書いていたらもう3月。
暖かいような冬でした。花粉症の方はつらくありませんか?
今回は「子供のうちから長生き習慣!」
皆さんは子供達の歯みがき、どうしていますか?
「仕上げ磨き」していますか?
今回は一工夫することで虫歯予防につながる、そんな方法の紹介です
子供達を検診に連れていくと毎度のように虫歯が見つかる。
そんな経験ありませんか?
「先生、ちゃんと見てんの?」
「どうしてこの子は・・・」
そんな風に思ってはいませんか?
実は子供の歯には秘密があります。
キーワードは「幼若永久歯」
これは生え始めたばかりの永久歯は歯質が未成熟で酸に弱く、虫歯になりやすいということ。
大人と同じ歯でもまだまだ未熟、という事。
次は「歯の生え変わり」
乳歯と永久歯が混在している時期は歯並びが複雑になり、どうしても磨き残しが多くなるという事。
また最も虫歯になりやすいのは、乳歯の奥に新たに生える第1大臼歯。
生え始めは手前の乳歯よりも高さが低いため、歯ブラシが届きにくい。
完全に生えるまで半年から1年近くかかることもあり、その間は歯肉がかぶさるなどして汚れがたまりやすい。
6~7歳ごろは第1大臼歯を中心に磨くようにしましょう。
でも子供たちは嫌がるし大変!
子どもが自分で歯磨きをするようになっても、生え替わり期は磨きにくいので、
小学校低学年ごろまでは仕上げ磨きが大切です。
親が膝の上に子どもの頭を乗せ、あおむけに寝かせて磨く「寝かせ磨き」が岸歯科医院では勧めています。
さてここでもう一工夫。
「2度磨き」という方法があります。
1回目は歯磨き粉を付けずに磨き、歯の汚れを落とす。うがいをした後、歯磨き粉を付けてブラッシングする。
歯磨き粉は虫歯予防に効果的なフッ素が配合されたものを使い、6~11歳ならばグリーンピース1個分、
12歳以上は同2個分の量で十分という。口を水でゆすぎ過ぎるとフッ素の効果が薄れてしまうため、
2回目のすすぎは多くても2回までにする。
これは愛媛の先生が推奨しています。試しにやってみてください。
お母さんやお父さんたちに知ってほしいこと。
「いずれ永久歯に生え替わるからといって乳歯の虫歯を放置せず、早く治療することが重要です」ということです。
乳歯から永久歯へと次々と生え替わる学童期は口の中の状態が大きく変化します。
適切なケアは大事で、虫歯の早期発見のためにも3カ月に1回は歯科に通うということで虫歯の早期発見、早期治療を目指しています。
そして時々歯医者さんに通って「慣れる」ことが大事です。
しばらく行ってないという方、ぜひ定期検診にいらしてください。